シン学問日記 at 中央大学法学部通信教育過程

中央大学法学部通信教育過程でのてんやわんやの学問日記です

レポート作成に生成AIの利用は厳に慎め、というお達し。しかし、それ以外の用途で使わない手はないぞ

レポート作るときはAI使っちゃダメよ

少し前に生成AIのレポートでの利用について書きましたが、改めて文書でその件について大学から注意喚起が出されています。2025年4月から当面、とのことですが、より厳しくなることはあれど、ここから軽くなることはないと思われます。

前に書いたときにはレポートの構成くらいはヒントをもらってもいいのではないかということを書きましたが、それもNG。なかなか徹底していますが、気になるのはAI利用有無の判定をどのように行うのかということ。生成AIはつまるところ、一般的な知識を集めて来て綺麗にまとめるというのが得意分野ですので、学生が自前で集めた知識やその構成について似通ってくることも十分に想定されます。その判定をどうするのか、です。もちろん、手の内を見せてしまえばそこにつけ込む学生は当然出てくるでしょうから、全てを開示せよということは言うつもりはありませんが、冤罪、つまりちゃんと正当な手続きでレポート作ったのに有罪判決になってしまうという事象もあり得ます。疑わしきは罰せずの原則を大学側が適用してくれれば問題ないのですが、少なからず苦情は生まれそうな予感です。

慶應義塾大学在籍時に剽窃によるレポート作成が摘発されていたという事例を紹介しましたが、固定された文章の丸パクリと生成AIが動的に作り出す文章では見た目も全然違ってくると思うので、都度都度、生成結果が変わってくる後者との判別は困難なものにも見えます。いずれにしても、不正の摘発はしっかりと行ってもらいたいとは思ってますが、果たして?

だがしかし、AI自体は使わない手はない

ただ、レポートには使わないとしても、これからの時代を生き抜くためにも生成AIの使い方はマスターしておくに越したことはないというのが、最近考えていることです。なんとなく使い方も見えてこず、その辺で逡巡してしまう50代ですが、会社では資料作成に積極的に使って時間を有効に使おうという雰囲気が醸成されつつあります。20代、30代の若手なんかはこの辺にささっと反応するんでしょうが、50代はとにかく何をやるにも腰が重い。でも進めないことにはこのまま終わりそうなので意を決して調査を開始しましたが、結果、これは使わない手はないという結論に至りました。

で、いろいろ試している段階ですが、書き始めたらかなりの長文になってしまったので、その件は回を改めて書くことにします。

ではまた、次回。